タデ科藍のインジカン生合成系の大腸菌内再構成
井上慎太郎、南善子
藍の二次代謝産物インジカンは、細胞から抽出されると酵素的分解と空気酸化により青色色素インジゴを生じる。インジゴは、化学合成により生産され安価に市場に出ているが、合成過程での有害物質の使用、廃液による汚染など、環境問題に直面している。本研究では、インジカン合成経路の研究をベースに、関係する酵素を大腸菌内で発現させ、直接インジゴ合成を可能にした。また、植物のインジカン代謝経路の再現を大腸菌で行なった。
バイオサイエンスとインダストリー
バイオインダストリー協会
79
5
382
383