1年次春学期必修科目「コンピュータ入門I」、大学院理学研究科化学専攻秋学期選択科目「錯体化学II」で用いている教育用分子軌道計算システムeduDVは、これまで原子番号1の水素(H)から原子番号94のプルトニウム(Pu)までしか利用できなかったが、新たに原子番号95のアメリシウム(Am)から172番のウンセプトビウム(Usb)までも取り扱えるように機能を拡張した。この改善により、原子座標さえ分かっていれば、どのような分子・化合物であっても、第一原理でその電子状態を計算し、波動関数や静電ポテンシャルなどを三次元可視化できるようになった。