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本研究はドローンの操縦者が機体を見失うことを防止するウェアラブルデバイスの研究開発を目的としている。操縦者の遠方にある機体は、小さく見えるだけでなく、機体を見失うと再び発見するまでに時間がかかり、事故につながる。事故を防止するために、スマートグラスに機体の位置をマーカで常に表示し即座に発見できるようにする。そこで、機体の座標および操縦者の座標、頭部の姿勢角から両者の相対位置を求め、ディスプレイ座標へ変換し表示に反映する。測定においてはGNSS、IMU、地磁気センサを用いる。さらに、操縦者のわき見や転倒を検知し安全の向上を図っている。また、周囲のドローンのリモートIDを受信し、機体情報を表示して操縦者へ注意を促す。本稿では、ドローンの見失い防止デバイスのシステム構成、見失い防止機能の検証について報告する。 |