Academic Thesis

Basic information

Name Hori Junya
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code 5000021186
researchmap agency Okayama University of Science

Title

おかやまマラソンにおける医療救護体制と救命活動-突然の心停止対応に特化したAED班の設置と救命できた4症例-

Bibliography Type

Joint Author

Author

角南 和治,津島 義正,石井 史子,木下 公久,羽井佐 実,氏平 徹,髙田 良江,堀 純也,西岡 良子,氏家 良人

Summary

おかやまマラソンは2015年より約15,000人のランナーが参加し開催されている。救護所13カ所,ドクターランナー約50名に加え,突然の心停止に特化して対応するAED班を設置した。AED班は待機班(沿道に0.5〜1km間隔),自転車班,フィニッシュエリア班に分け,NPO救命おかやま(日頃から心肺蘇生講習会に携わる医療従事者,救急救命士などで構成)に医療系学生などが救護サポーターで加わり,約200名余りで編成した。前日の救命講習会を受講した者はメディカルランナーとして協力を依頼した。全7回の大会で99,795名(男性81.3%)が出走し,男性4名が心停止となった。全例で心室細動を認めAEDによる最初の除細動で心拍再開,病院に搬送され後遺症なく退院された。おかやまマラソンでは10万人ランナー当たり4.0人の心停止発症と非常に多かったが,医療救護体制が有効に機能した。地方都市の大規模イベントでは地域の特徴に応じた救護体制が重要と考えられた。

Magazine(name)

日本臨床救急医学会雑誌

Publisher

Volume

Vol.27

Number Of Pages

No.2-92

StartingPage

86

EndingPage

92

Date of Issue

2024/04

Referee

Exist

Invited

Not exist

Language

Japanese

Thesis Type

Research papers (academic journals)

ISSN

DOI

https://doi.org/10.11240/jsem.27.86

NAID

PMID

J-GLOBAL ID

arXiv ID

ORCID Put Code

DBLP ID