外気温氷点下における雪洞滞在時の心拍数、血圧、直腸温、主観的温度感覚及び尿中カテコールアミンの変化
小野寺 昇, 山口 英峰, 吉岡 哲, 西村 一樹, 林 聡太郎, 関 和俊, 野瀬 由佳, 松本 希, 斎藤 辰哉, 和田 拓真, 村田 めぐみ, 玉里 祐太郎, 吉田 升, 荒金 圭太, 平尾 匡祥, 古本 佳代, 高原 皓全, 西村 正広, 倉藤 利早, 白 優覧, 寺脇 史子, 吉田 篤弘, 油井 直子
健康な成人男性を対象とし、これまで提案してきた防寒対策(非常用アルミシート、防寒下着、防寒ソックス、断熱材)が外気温氷点下環境においても適用可能か検証した。外気温氷点下環境おける雪洞滞在において、滞在10分以降で有意な心拍数の低下が見られた。同様に40分以降では有意な直腸温の低下が起こり、主観的温度感覚を有意に増大させた。提案してきた防寒対策では、寒冷刺激への適応可能な時間が短くなることが示唆された。
登山医学
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