大山夏山登山における心拍数、心臓副交感神経系活動及び尿中電解質の変化
野瀬 由佳, 高木 祐介, 古本 佳代, 林 聡太郎, 荒金 圭太, 斎藤 辰哉, 山口 英峰, 吉岡 哲, 関 和俊, 西村 一樹, 小野 くみ子, 河野 寛, 椎葉 大輔, 石田 恭生, 高原 皓全, 藤原 有子, 白 優覧, 小野寺 昇
健康な成人男性を対象とし、大山における夏山登山時の心臓自律神経系活動および尿中電解質の変化について検討した。通常運動後は副交感神経系の活動が関与し心拍数は低下するが、下山後に心拍数の増加および副交感神経系活動の亢進遅延が見られた。交感神経系活動は換気閾値を超えてから急激に増加するため、上り時の運動負荷強度が影響して下山後の心拍数を増加させ、副交感神経系活動の亢進を遅延させた可能性が考えられた。
登山医学
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