Academic Thesis

Basic information

Name Hayashi Shoji
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code B000005431
researchmap agency Okayama University of Science

Title

絶滅種ミナミトミヨの古標本の3D モデル化の試み

Bibliography Type

Joint Author

Author

鹿野 雄一 ,  菊川 裕幸 ,  奥田 ゆう ,  林 昭次 ,  三橋 弘宗

Summary

ミナミトミヨ(Pungitius kaibarae)は,かつて兵 庫県・京都府の湧水を水源とする水辺環境に生息し ていたトゲウオ類で,1960年代に絶滅したとされ る(細谷 2015).朝鮮半島にも同学名のトゲウオ類 が現存し,遺伝子分析による系統地理的な検討が 進められているが(Takahashi et al. 2016),これらが 同一種であるかどうかは不明な部分があり,ミナミ トミヨについては学術的な検討が望まれる(細谷 2015).しかし日本のミナミトミヨは絶滅種で新た な採集が不可能なため,既存標本のデジタルアーカ イブにより高精細画像や3Dデータの作成と公開が 重要となる. かつてミナミトミヨが生息していた丹波市の「青 垣いきものふれあいの里」は地域の生物標本を有 するが,それらの中にミナミトミヨの標本が残され ている.そこで本試行では,このミナミトミヨの標 本を後世に確実に残すべく,CTスキャン(例えば Kano et al. 2018)および3D フォトグラメトリによ りデジタル化しオンラインで公開(https://ffish.asia/ MWKR)したのでここに報告する.なお,保存状 態がCTスキャンデータに与える影響を比較するた めに適正にホルマリン標本化されたキタノメダカ (Oryzias sakaizumii),ミナミメダカ(Oryzias latipes), カダヤシ(Gambusia affinis)についても同一条件下 でCTスキャンによるデジタル化を実施した.

Magazine(name)

湿地研究

Publisher

Volume

12

Number Of Pages

StartingPage

113

EndingPage

116

Date of Issue

2022/04

Referee

Exist

Invited

Not exist

Language

Japanese

Thesis Type

Research papers (academic journals)

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