Treatment with <i>Ligilactobacillus murinus</i> lowers blood pressure and intestinal permeability in spontaneously hypertensive rats.
Masashi Mukohda;Takanori Yano;Toshiyasu Matsui;Sho Nakamura;Jiro Miyamae;Kensuke Toyama;Ryoji Mitsui;Risuke Mizuno;Hiroshi Ozaki
ラット糞便を用いた菌叢解析の結果,正常血圧ラットには見られるが高血圧自然発症ラット(SHR)には見られない乳酸菌種(Ligilactobacillus murinus)を特定した.応募者は正常血圧ラット糞便からL. murinusを効率よく分離し,ERIC-PCRによるジェノタイピング,API50CHによる炭水化物資化性試験を行うことで分離株の諸性質を明らかにした.分離株をSHRに経口投与する実験を行った結果,分離株を含まないコントロールに対して有意に血圧の低下が見られた.加えて経口投与により腸管透過性の亢進の改善傾向が見られた.種々の実験結果からL. murinusが高血圧症の改善に関わっている可能性が示された.
Scientific reports
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