極限ー人類社会の進化
河合香吏 (編)足立薫伊藤詞子内堀基光大村敬一春日直樹北村光二黒田末寿杉山祐子David Sprague曽我亨竹ノ下祐二田中雅一寺嶋秀明床呂郁哉中川尚史中村美知夫西井凉子西江仁徳花村俊吉船曳建夫
ヒトは,たとえ顕示的でないにせよ常に消滅と隣り合わせである。これを死や絶滅を左右する「マクロな極限」とすれば,日々の生存に関わる社会行動を規定する,何某かの変化への気づき,すなわち「ミクロな極限」が社会にはある。この両者が常に連関し合いながら社会の在り方を決定づける。人類社会の進化に迫る学際共同研究の最終形。
第5章 人新世という極限
京都大学出版会
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