戦間期イギリスにおける「ソーシャル・スタディのための大学間協議会」での議論 : 議事録(1918-35年)の分析を中心に
土井貴子
本論文は、1918年に設立された「ソーシャル・スタディのための大学間協議会」を取り上げ,議論と活動を明らかにしたものである。ソーシャル・スタディの学科をもつ大学が、同協議会で連携し、共通する課題について議論し,ソーシャル・ワーク教育のあり方を模索した。教師の養成と同様に、行政や関連専門職団体に働きかけて大学での高度な専門教育の必要性を訴え、高度専門職業人の養成と輩出に取り組んだことを明らかにした。
岡山理科大学紀要. B, 人文・社会科学
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