競争的資金等の研究課題

基本情報

氏名 村上 貴弘
氏名(カナ) ムラカミ タカヒロ
氏名(英語) Murakami Takahiro
所属 理学部 動物学科
職名 教授
researchmap研究者コード B000304383
researchmap機関 岡山理科大学

タイトル

アリ類はどこまで音声をコミュニケーションツールとして使っているのか?

提供機関

日本学術振興会

制度名

科学研究費助成事業 基盤研究(B)

研究期間(From)

2013-04-01

研究期間(To)

2016-03-31

担当区分

 

担当研究者

村上 貴弘
東 正剛
坂本 洋典
坂本 洋典

研究種目

基盤研究(B)

研究概要

本研究はアリ類が音声をコミュニケーションに利用する重要性を明らかにするという新規性の高い研究である。とくに中南米に生息する菌食アリの中のもっとも進化した種であるハキリアリにおいて、「言語システム」に類するほどの複雑な音声を使用していることを世界に先駆けて明らかにした。さらに、菌食アリのグループの中でも社会構造が原始的なものから進化的なものになるにつれて、音声コミュニケーションの程度も多様になることが示された。これらのデータによって、アリ類の社会進化と音声コミュニケーションには明確な関連があることが示唆された。今後は、これらの成果をいかに応用していくかを追求していく。