本研究では、マラソン心事故予防に向けた致死性不整脈の予知アルゴリズム構築に取り組んでいる。研究課題は大きく3つに分けられる。①ヒトでのマラソン時心電図取得、②ブタでの不整脈誘発試験、③各データの解析、AI処理、である。まず初年度は、①と②に取り組み、①では論文発表(Ousaka.D, et al. Heart Vessels. 2022 Mar;37(3):443-450. )につなげ、更に、新規マラソン大会でのデータ取得を計画している(NTTテクノクロスとの共同による)。2021年度はコロナの影響で大会が中止となったが、2022年度は開催予定のため準備を進めている。②では当初の計画通り、ブタを用いた不整脈誘発試験を行い、致死性不整脈(心室細動)の記録取得に成功した。ただし、症例数が少ないため、引き続きデータ取得を継続する予定である。