南シナ海を渡った人々:土器の比較研究からみた鉄器時代のベトナムとフィリピンの交流
日本学術振興会
科学研究費助成事業
山形 眞理子松村 博文鐘ヶ江 賢二田中 和彦俵 寛司
基盤研究(C)
平成21年度にベトナム中部・ホアジェム遺跡の第二次発掘調査を行った。カムラン湾岸に位置する鉄器時代埋葬遺跡である。この遺跡で甕棺墓に副葬される土器群は、フィリピン中部カラナイ洞穴、タイ南部サムイ島出土土器と酷似する。考古学的な考察から土器の年代は紀元後2~3世紀と推定され、埋葬人骨の放射性炭素年代もそれを裏付けた。東南アジアに国家が出現する時期、南シナ海を渡って交流した人々の存在が明らかになった。
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20520666