本稿では,全羅南道馬韓文化の世界遺産登録に向けた比較事例の共有のため,日本の世界遺産登録の戦略と方向性/海上シルクロードから見た交流資料と価値などのテーマについて講じる。はじめに,現在登録されている日本の世界遺産の概要を紹介する。次に,日本の関連資料及び世界遺産として,邪馬台国時代の対馬(長崎県),続いて,古代祭祀の島,沖ノ島(福岡県)の事例について論じる。そして最後に,海上シルクロードから見た交流の観点から,ベトナムの世界遺産,古代海洋国家チャンパーの宗教センター,ミーソン聖域(My Son Sanctuary)ついて紹介したい。