八面体六配位錯体の構造変化とスピン状態の変化

杉山歩, 石井知彦, 小笠原一禎, 坂根弦太

本研究では、Fe2+とFe3+の各配位子における、SCO時の結合距離の比較を行なった。Fe3+の錯体は、Fe2+の錯体よりも電子1つ分、配位子を引きつける力が強い。そのため、スピンクロスオーバー現象を発現するためには、Fe3+の錯体の結合距離はFe2+の錯体よりも長くなると考えられる。

DV-Xα研究協会会報

DV-Xα研究協会

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1346-5015