本学で開講している「科学・工作ボランティア入門」は、教員による講習を行った後、グループごとに科学ボランティア活動用の実験・工作を選び、それを学内公開の発表会で実演するというもので、特にグループワークおよび発表会は対面実施が前提であった。しかしながら、2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大により春1学期は途中まで全面的にオンライン授業を余儀なくされた。グループワークおよび発表会をオンラインで行った経験は無かったので、まったくの手探り状態での実施になったが、Web会議サービスZoomを活用することにより、一定の教育の質を確保するとともに、グループワークや発表を伴うオンライン教育に関する知見が得られたので報告する。