波形特徴を利用したペンドラムテスト時の下腿部支持力推定
道西博行,中村隆夫, 軸屋和明, 山本尚武, 椿原彰夫
ペンドラムテスト(PT)において,被験者の下腿部を支持していた張力はPT開始後も残余するため,これを考慮しなければ,反射の評価値が劣化してしまう.これに対して,我々は残余した張力を関数近似し,従来のPTモデルに組込む手法を提案したが,評価値の精度の向上が期待できるものの,推定パラメータ数の増加に起因して,逆シミュレーション時に,局所解から抜け出せず,正しい評価値を得られない場合が存在する.そこで,本論文では,膝関節角加速度波形の特徴を利用し,残余した張力に関するパラメータのみを他のパラメータとは独立に推定する手法を提案する.これにより,推定パラメータ数を増やすことなく逆シミュレーションが実施可能であり,安定した反射の評価法の開発が可能となる.
電子情報通信学会論文誌D
Vol.J108-D
No.5
393
401