ウェルシュ菌自己溶菌酵素オートリシンのドメイン機能解析
青野りよ、松永 望、玉井栄治、櫃本泰雄、片山誠一
第75回日本細菌学会中国・四国支部総会
日本細菌学会中国・四国支部
岡山県岡山市
ウェルシュ菌の自己溶解酵素であるオートリシン(Acp)は細胞分裂やストレス誘発性自己溶菌に関与する。120 kDa Acp、95 kDa Acp、AcpCDの異なる変異体を作製し、その機能を調べた。これらのAcpの発現により細菌の分裂が影響を受けたことが観察された。Acpの細胞壁結合領域が短くなるほど溶菌活性が弱まり、Acpのcell wall-binding domainが細胞分裂に影響を与える可能性が示唆された。