ウェルシュ菌α毒素遺伝子上流に存在するphased A-tractsのα毒素産生に対する影響
佐藤日南太、松井佐弥、松永 望、片山誠一
第33回生物試料分析科学会年次学術集会
生物試料分析科学会
福岡県福岡市
ウェルシュ菌はガス壊痘の原因菌であり、主要な病原因子はα毒素である。VirR/S系がα毒素遺伝子を制御するが、VR-RNAによる促進も判明している。α毒素産生量は温度に影響され、VR-RNAの欠失でα毒素産生が低下した。また、phased A-tractsの存在によりα毒素の産生量が変化し、VR-RNA欠失株では低温での影響が低減した。α毒素産生にはVirR/Sやphased A-tractsが影響することが示唆された。