人体でおこる「過酸化」を防御するためのバイオ抗酸化剤の効果や応用について記述されている本書のうち、染色体の両端に存在するテロメアと呼ばれる繰り返し塩基配列の役割と細胞分裂に伴うテロメア短縮のメカニズムについて記述した。さらにプロビタミンCであるアスコルビン酸二リン酸をヒト臍帯血管内皮細胞に投与して得られた老化抑制の研究成果を基に、テロメアの短縮、細胞内酸化ストレス、老化の関係性について記述した。
(担当部分:第1章,テロメア(染色体の両端DNA) 老化とフリーラジカルとの関わり –皮膚のテロメア短縮化を抑え老化を防ぐ先進的な化粧品-, p.1-36)