MISC

基本情報

氏名 古本 佳代
氏名(カナ) フルモト カヨ
氏名(英語) Furumoto Kayo
所属 獣医学部 獣医保健看護学科
職名 教授
researchmap研究者コード B000331581
researchmap機関 岡山理科大学

題名

北海道滝川市における雪洞滞在が生理学的指標に及ぼす影響

単著・共著の別

著者

小野寺昇、田中一徳、西村一樹、吉岡哲、野瀬由佳、古本佳代、松生香里、林聡太郎、原英喜、油井直子

概要

【はじめに】雪洞滞在時の主観的温度感覚低下に着目した。主観的温度感覚は雪洞滞在時に経時的に低下する。手部と足部の指部の寒さ主訴が主観的温度感覚を上昇(寒さを感じる)させる傾向にある。そこで、指部を温めることによる主観的温度感覚上昇の抑制が生理学的指標の変化に及ぼす影響を明らかにすることをフィールド実験の目的とした。【方法】健康な成人男性6名を被験者とした。川崎医福大倫理委員会の承認を得て実施した。測定実施場所は、國學院大學北海道短期大学部グラウンド(北海道滝川市)とした。横穴式雪洞を3基作成し、2名ずつ1組になり、2時間滞在した。外気温は、0℃、雪洞内温度は、1℃であった。被験者は、同一のウェア上下、防寒着(下着、手袋、靴下)及び防寒長靴、非常用保温アルミシートを着用し、手指及び足指を懐炉を使用し加温した。測定項目は、心拍数、直腸温、主観的温度感覚とした。【結果と考察】雪洞滞在時における主観的温度感覚、直腸温、心拍数に時間経過による有意な変化が観察されなかった。雪洞滞在0分の主観的温度感覚は3(冷たい)、120分は6(寒い)であった。雪洞滞在0分の直腸温は36.9 ± 0.2℃、120分は36.6±0.3℃であった。雪洞滞在0分の心拍数は、72±11bpm120分は70±13bpmであった。手部と足部の指部の寒さ対策として保温手袋及び保温靴下を用いた先行研究では、主観的温度感覚に有意な変化(上昇)が認められた。しかしながら、手部と足部の指部への加温により主観的温度感覚の上昇が抑えられたと考えられた。【まとめ】雪洞滞在時の指部加温が主観的温度感覚を抑制する可能性が示唆された。

発表雑誌等の名称

日本登山医学会学術集会プログラム・抄録集

出版者

41st

開始ページ

58

終了ページ

58

発行又は発表の年月

2021/05

査読の有無

無し

依頼の有無

無し

記述言語

掲載種別

研究発表ペーパー・要旨(全国大会、その他学術雑誌)

ISSN

ID:DOI

ID:NAID(CiNiiのID)

ID:PMID

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