動物実験と医療の境目が限りなく近づく
古本佳代
20世紀では各研究室で行われていた動物実験を施設へ集中させて均一な集団管理を行うことで質の高い動物実験を目指してきた。しかし21世紀は遺伝子改変動物の利用がより増え、動物実験の現場は均一化した集団管理から個別管理へ進展していくのではないかと持論を展開した。そのため動物看護部門、栄養管理部門、検査部門、環境整備部門のようなより専門的な部署や専門家の配置が必要になってくる時代が来ると述べた。
実験動物と環境
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