MSWCプログラムによる動的給水負荷算定法を用いて、事務所ビルにおける衛生器具仕様別の館内人数、男女比率別の瞬時最大予測給水量を算出した。また、MSPSプログラムにより瞬時流量推移を予測した。従来型衛生器具の場合は瞬時最大流量も大きく、5秒おきの瞬時流量推移変動幅が大きくなる。節水型衛生器具の場合は瞬時最大流量が小さく、瞬時流量推移変動幅も小さくなる。
給水システム設計の際のアキュムレータ容量の算定には、この瞬時流量推移図から、瞬時流量がポンプ能力を上回る数秒間の流量をアキュムレータの有効水量とすることが適当と考える。