PETを分解するLC-cutinaseの結晶構造を決定した。ついで、LC-cutinaseと異常プリオンを分解する2つのプロテアーゼ(Tk-subtilisinとTk-SP)の構造に基づき変異を導入することによりこれらの酵素の高機能化を検討した。その結果、安定性の向上したLC-cutinase変異体、成熟化速度の向上したTk-subtilisin変異体、EDTA存在下でも安定なTk-SP変異体を構築することに成功した。また、メタゲノム法により枝葉コンポストから2つの耐熱性セルラーゼを単離し、その結晶構造を決定することに成功した。