超好熱古細菌Thermococcus kodakarensis由来サチライシン、Tk-subtilisinとTk-SPの成熟化機構を解析した。その結果、いずれもN末端プロペプチドの自己切断と分解により活性化(成熟化)すること、Tk-subtilisinの構造形成はCa^<2+>-結合ループへのCa^<2>+イオンの結合により誘導されること、Tk-SPはCa^<2+>非存在下でも成熟化するが、その高い安定性にはC末端βジェリーロールドメインが必要であることを明らかにした。また、Tk-subtilisinが異常型プリオンタンパク質の分解に有効であることを明らかにした。