脳の左右差からニワトリの情動を探る
文部科学省
科学研究費助成事業(基盤研究(C))
豊後 貴嗣河上 眞一
基盤研究(C)
情動変化をもたらす環境下でのニワトリの行動ならびに終脳神経活動の左右差とその脳部位を調査した。ストレス負荷により終脳ドーパミンあるいはセロトニン濃度に右脳優位性が認められた。また、その優位性はストレス性の鳴き回数と正の相関関係にあった。このような変化は、給餌や飼育環境改善など快情動の誘起によって緩和された。しかし、行動の左右差との関連について明確な違いは見いだせなかった。
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/23580370.ja.html