古代タンパク質に関する研究では、コンタミネーションの問題が指摘されている。本研究では、抽出したタンパク質が化石由来であることを検証するため、その性状について解析を行った。約3500万年前のモンゴル国産化石からタンパク質を抽出、コラーゲナーゼ処理後SDS-PAGEによる解析を行った。酵素処理によりバンドが消失したことから化石由来タンパク質はコラーゲンであると考えられた。化石コラーゲンは現生生物のコラーゲンと比較して高いゼラチン化温度を示した。現生生物と異なる性質を示す化石コラーゲンの熱安定性は、化石タンパク質固有の特徴を示すと供に、続成作用に伴う分子変化を反映している可能性が示唆された。