本稿では、聴覚障害を持つ日本の大学生に英語を教える際の問題点や課題を紹介し、教育関係者に、配慮を必要とする特別なニーズや、すべての授業をよりアクセシブルにするためにどのような戦略を採用できるかについての認識を高めてもらうことを目的とする。このような障害を持つ学生の数は少ないかもしれないが、障害の程度や学生のこれまでの教育背景を評価するなど、支援的な授業を提供するために何ができるかを事前に検討することが重要である。専門的な訓練を受けていない教師の技量が試されるかもしれない。キーワード - 特別支援、聴覚障害、第二言語としての英語、教員研修