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美術教育において、児童のもち得ている色彩感覚を把握することは、効果的な色彩指導につながる。色彩感覚は、人々の生活圏の自然環境の影響を受けながら、時間をかけて育まれたものといえる。そこで、我が国の色彩感覚の特徴を、自然環境の大きく異なるモンゴル国と比較することでより鮮明に理解することができると考え、本研究では、モンゴル国と日本の児童それぞれの色彩感覚に対する実態を明らかにすることを目的として調査を行った。この調査では、両国の児童を対象とし、身近な対象(空、山、海などの身近な自然や季節)からイメージする色彩、色彩からイメージする対象、そして色彩に対する嗜好についてのアンケート(記述式)を実施した。その結果、両国にほとんど差のない回答がある一方で、海や空、太陽や月、季節に関する項目などで顕著な違いが見られ、色彩感覚に差異があることが確認できた。 |