竹富島における祭祀および接客空間を中心とした主屋の間取りの特徴と変遷

吉原究、江面嗣人、八百板季穂

竹富島は沖縄県南西部の八重山諸島に属し、面積 5.42
平方 km、周囲約 9km の隆起珊瑚礁の平坦な島である。
集落は島の中央部にあり、北半の玻佐間集落、南半の
沖筋集落に分けられる。これらの集落を中心とした生
活圏が営まれている。島の代表的な御嶽等の拝所では
祭祀が行われ、それに伴う集落の空間認識や、神話や
伝承に基づいた祭祀空間の構造を伴う。竹富島では祭
祀空間と集落の関係性の研究はされてきたが、祭祀と
民家の間取りに関する研究はまだ行われていない。本
研究では、民家の祭祀及び接客空間を中心とした間取
りの変化等から、竹富島における祭祀および接客空間
を中心とした主屋の間取りの特徴と変遷を明らかにす
ることを目的とした。

日本建築学会中国支部研究報告集

日本建築学会

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https://doi.org/10.60442/aijchugoku.47.0_894