筑紫女学園大学英語学科3年生の専門科目である「英語統語論I・II」を担当し、コーパス言語学について指導教育研究した。対象となる学生は1年生で情報処理の授業を、2年生で情報英語の科目を修得しており、それらをもとにしてさらに発展させる形でコンピュータを利用した言語分析を行わせた。コーパス言語学の基本や歴史、その応用範囲の文献講読とともに、実際にコンピュータを利用して、コーパスデータ検索、言語分析、発表を行わせた。利用したウェブサイトは数十サイト、テーマとして英語教育関係誌の文法・語法からトピックになるものを選び、各学生に指導を行った。このような授業形態は初めてであるにもかかわらず、各自積極的に活動し、テーマの把握と分析、発表を見事に行うことができた。英語研究の新しい形として、また、これを応用して各自のテーマに従って更なる活動が行えると確信した。