ひ臓摘出後に発症した犬ヘモバルトネラ症の1例
平岡博子見山孝子白永伸行中市統三渡辺麻麗香板本和仁奥田優猪熊寿
脾捻転の治療として実施した脾臓摘出後に発熱および貧血を呈した犬の一例に遭遇し, PCRによりヘモバルトネラ感 染を証明した, また16S rRNA遺伝子解析により感染種はMycoplasma haemocanisであることが明らかになった.本症例はヘモバルトネラに感染しており, 摘脾したために急性転化したものと考えられた. 今回ヘモバルトネラの検出に用いたPCRは, 犬のヘモバルトネラ症の診断に有用であると考えられた.
日本獣医師会雑誌
Japan Veterinary Medical Association
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10.12935/jvma1951.57.587
https://doi.org/10.12935/jvma1951.57.587https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902251463497430http://ci.nii.ac.jp/naid/130003848472http://jglobal.jst.go.jp/public/200902251463497430