講演・口頭発表等

基本情報

氏名 川本 大祐
氏名(カナ) カワモト ダイスケ
氏名(英語) Kawamoto Daisuke
所属 理学部 化学科
職名 講師
researchmap研究者コード 7000027954
researchmap機関 岡山理科大学

タイトル

高精度かつ簡便な金属酸化物表面の水酸基の定量

講演者

吉村耕一,川本大祐,横山崇

会議名

日本分析化学会第71年会

開催年月日

2022/09/14

招待の有無

無し

記述言語

日本語

発表種類

学会講演(シンポジウム・セミナー含む)

会議区分

国内会議

会議種別

ポスター発表

主催者

日本分析化学会

開催地

岡山県

URL

概要

土壌は水圏に存在する様々な重金属イオンを保持することが知られており、これら元素の貯蔵庫としての役割を担っている。その機構は土壌を構成する金属酸化物の表面水酸基と溶存化学種との相互作用により説明されている。そのため、異なる金属酸化物間で重金属イオンの保持能を比較する際には、表面水酸基の数が重要な要素の1つとなる。表面水酸基の定量法の1つに表面水酸基と塩基性溶液との酸塩基反応に基づいた方法がある。この方法は系統的に濃度が異なる塩基性溶液に一定量の金属酸化物を加え、中和滴定を用いて消費されたOH量を算出するというものである。しかし中和滴定は実験者の習熟度により測定値に誤差が生じる可能性が高い。中和滴定の代わりにフローインジェクション分析法(FIA)によるアルカリ度の定量法を用いることで、操作誤差が軽減できると考えられる。そこで本研究では、高精度かつ簡便なFIAを用いて二酸化マンガン表面の水酸基の定量を行った。