本研究の目的は,保森(2024)が行った授業特化モデルにおける授業の発話分析の結果と、新 しく汎用 LLM(Large Language Model) を用いた発話分析の結果を比較検討することである。研究 の方法として,保森(2024)が行った手法(小学校の現職教師による算数科の授業を対象に「主 体的・対話的で深い学び」の観点でラベリングした発話プロトコルを学習した授業特化モデルを 用いた分析)の結果に対して、保森(2024)と同じ算数科の授業を対象に、新しく汎用 LLM(Large Language Model) を用いた発話分析を行い,2 つの結果の比較を行う。授業特化モデルと汎用モ デルの結果の比較を通して、教師や教員志望学生の能動的な自己省察を促す AI 省察ツールの開発 を目指している。発表では比較の結果を通して今後の展望を参加者と協議したい。