教員養成課程の大学生が持つ児童のつまずきの 認識に関する一考察 ―大学での模擬授業をより実践的に行うために―
保森 智彦
本研究の目的は、教育学部の大学生が小学生の間違いをどのように捉えているかを調査することである。研究方法としては、教育学部の大学生に以下のテストを行った。1)小学生の間違いを予測する。2)小学生の間違いをどう教えるか考える。その結果、2つのことが明らかになった: 1)大学生は小学生と一緒に現実的な間違いをすることを学ぶべきである、2)大学生は間違いをした子どもの考え方に応じた教え方を学ぶべきである。
広島大学大学院人間社会科学研究科学習開発学領域 学習開発学研究
第 15 号
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