Academic Thesis

Basic information

Name Sakaguchi Takenori
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Title

教育の質保証のためのカリキュラムアセスメント実践に関する報告 -教育ディベロッパーへのアンケート調査結果から見たメリットと改善点-

Bibliography Type

Joint Author

Author

山口 一裕,淺野 純一,荒木 圭典,猪口 雅彦,上嶋 明 ,大 熊 一正,河合 史菜,河野 敏行,小林 忠資,坂口 武典,重松 利信,杉山 正 二 ,辻 維周,野間川内 一樹

Summary

岡山理科大学では教育改善を継続的に実施する目的で機関レベル、教育課程レベル、授業科目レベルの3段階において学生の学修成果を評価し、学部・学科の教員が中心となって行うカリキュラムアセスメント(以下、CA とする。)は、教育課程レベルのアセスメントに位置付けられる。CAでは、卒業研究の成果、GPA、学位授与の方針(ディプロマポリシー、DP) 達成度に対する学生の自己評価、免許・資格の取得状況、卒業後の状況などのエビデンスに 基づき教育ディベロッパーを中心に学科内で検証し、学科の専門教育のカリキュラムと基盤教育センターが展開するカリキュラムについて議論し、それらのカリキュラムの良い点、 改善点について自己点検・評価を実施して、教育改善のPDCAサイクルを回している。各学科で実施した自己評価を公表し、他者の評価を受けるCA・チェック(以下、CACとする。)も実施している。その結果をもとに改善・向上に 向けた取り組みを行っているか。」の項目で「教育課程の改善のために、学修成果の評価に関する方針(アセスメントポリシー)を定め、教育開発センターと教育ディベロッパーによる協働体制のもとで、各学科や専攻がカリキュラムを自己評価したうえで、自己評価の結果が妥当であるかを他学科、他専攻の教育ディベロッパー等が評価する CAC を行っている。」と優れた取り組みとして評価された。 また、卒業予定者アンケートにより「大学の満足度」については、良かったと感じた学生が2018 年度80%、2019年度87%、2020年度91%と、この3年右肩上がりの結果となっており、これも CA の導入をはじめとして、3つのポリシーの見直し、シラバス記載内容の充実などの一連の教育改革による成果であると考えられる。 さらに、ビジョン2026の実現に向けた第2期中期計画案ではCA等の検証結果を活用して、学部・学科レベルでのカリキュラムや授業内容・方法等の改善サイクルを定着させること。そこで、これまでのCAについて総括するために教育ディベロッパーの教員を対象に2021年度第3回教育ディベロッパー研修会開催に合わせてCAに関するアンケート調査を行った。その結果に基づいて、CAとCACの有効性と問題点について報告する。また、今後のより効果的なCAの 実施方法やCACの実施方法に向けての改善案を提案する。

Magazine(name)

岡山理科大学教育実践研究

Publisher

岡山理科大学

Volume

Number Of Pages

第5号

StartingPage

199

EndingPage

206

Date of Issue

2021/12

Referee

Exist

Invited

Not exist

Language

Japanese

Thesis Type

Research papers (publications of university or research institution)

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