高等学校の文法書・学習参考書における「未来の事項について述べる表現」に関する実態調査と考察
西川 憲一
第19回 広島大学英語教育学会
広島(広島大学)
英語において重要な概念の一つである時制について焦点を当てたものである。中学・高校段階で時制を学習する際、「時」と「時制」の概念の混乱が生じており、特に未来の事柄について述べる「未来表現」においてその混同が著しいため、日本の文法書・学習参考書における未来表現の扱いを調査し、最新の研究から得られた知見をもとに本来あるべき指導の方向性と言語構造を指導する際の統一性、一貫性について論じた。