Academic Thesis

Basic information

Name Okada Kouta
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code B000381967
researchmap agency Okayama University of Science

Title

Study on the characteristics of professional baseball fans using social media
- Focused on Hiroshima Toyo Carp -

Bibliography Type

Author

岡田 康太

Summary

本論文の目的は,ソーシャル・メディアを利用している広島東洋カープファンの特性を明らかにすることであった.そして,明らかにした特性を以下の3点に示し,本論文の結論とした.
1点目は,歴史的なコンテクスト・ブランディングの柱である「資金力不足」から多くのサブブランドが派生した結果,カープの成績への期待に加えて多くの価値観がカープファンの中に形成されたことであった.これは,他球団のファンと比較して価値観が多いことが推測され,歴史的に見るとMullin et al.(2007)が提唱した「エスカレーターモデル」のようにカープへのロイヤルティが徐々に上がってきたことが考えられた.
2点目は,ソーシャル・メディアの影響を受けて,従来のファン層にはほとんど存在していなかった,カープ女子に代表されるカープファンが近年急増したことであった.これらのファンは,短期間でカープに対するロイヤルティを形成した.これは,原田ら(2008)が提唱した「エレベーターモデル」のようにカープへのロイヤルティが急激に上がってきたことが考えられた.このように新たなファン層が急増した背景には,事件などにカープやカープ在籍選手が関わっておらず,ソーシャル・メディアのデメリットの影響を受けなかったことが挙げられた.
3点目は,タイプの異なったファンや,様々な価値観を持ったファンが,カープという共通のものを一緒に応援していることであった.このことから,カープファンにおいては,上記の「エスカレーターモデル」と「エレベーターモデル」の両方が存在していることが考えられた.


Magazine(name)

Publisher

Volume

Number Of Pages

StartingPage

EndingPage

Date of Issue

2019/03

Referee

Invited

Language

Thesis Type

Academic dissertation (doctor)

ISSN

DOI

NAID

PMID

URL

J-GLOBAL ID

arXiv ID

ORCID Put Code

DBLP ID