How Practical Research Can Contribute to Teachers' Growth from the Perspective of Children's Convincing Solutions (Elementary School) “Everyone Understands, Everyone Decides” Social Studies Class
Michiko Kamita
中央教育審議会答申「『令和の日本型教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~」では、社会の在り方そのものが、これまでとは「非連続」と言えるほど劇的に変わる状況が生じつつあることを指摘している。つまり今日の「当たり前」が明日は「当たり前」ではなくなる時代がくるかもしれない。まさに今、私たち一人一人,そして社会全体が,答えのない問いにどう立ち向かうのかが問われている。目の前の事象から解決すべき課題を見いだし,主体的に考え,多様な立場の者が協働的に議論し,納得解を生み出すことが求められているのである。このような時代に求められる教師とは、知識の伝達を通して児童・生徒の能力・態度・関心を育てる教師ではなく、答えのない問いについて、共に学び、共に考え、対話を通して新たな解を創造する環境を整えることのできる教師ではないだろうか。そしてそのような教師の資質・能力は納得解を追究する授業を設計・実践することを通してこそ培われる、と主張する。
社会科教育61
明治図書出版
第61巻
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033744701
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