対話モデルの生成確率の変動を用いた小学校の授業における発話の影響度分析

大西朔永，椎名広光，保森智彦

NLP若手の会 (YANS) 第18回シンポジウム

⼩学校の教員は忙しく，省察に⽤いる時間は限られており，迅速な省察を可能とする⼿法が求められている．そこで，本研究では⼩学校の算数の授業発話に対して，対話モデルを⽤いて，発話の影響度分析と可視化を⾏っている．発話の影響度の計算には，対話モデルのTransformerから取得できるAttention Weightと，対話モデルの発話⽣成で得られる発話の⽣成確率の変動を⽤いている．また，⽣成確率の変動による発話の影響度分析は，ある発話に前の発話が与える影響と，ある発話が後ろの他の発話に与える影響の両⽅を測り，可視化を⾏っている．なお，対話モデルには，⼩学校の授業対話における対話応答⽣成の評価が⾼かったため，我々が提案したクラスタリングを⽤いて発話者情報を抽出化する対話モデル拡張GVTSCを⽤いている．
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