HSP70およびGPC3抗原を発現する腫瘍病変へのCD8+T細胞およびPD1+T細胞の強い浸潤を認めた。またマスサイトメトリー(CyTOF)から探索的に解析した結果、ワクチン接種後のPBMCのT細胞疲弊マーカー(BTLAとCCR4)の減少(p=0.03, p=0.06)並びにTILのPD1発現亢進とグランザイムBとパーフォリンの低発現が明らかになった。本免疫療法は,T細胞を局所に誘導してcold tumorからhot tumorへ変える働きがあることが示唆された。また,TILにおけるPD1発現や免疫疲弊状況が確認され、次の新規免疫療法としてICIと本ワクチン療法併用の理論的根拠が得られた。