偏性メチロトローフ細菌Methylobacterium sp. MF1によるホルムアルデヒドの連続分解

三井 亮司,細田 亜希,高橋 宗武,田中 三男

日本農芸化学会

仙台

【目的】ホルムアルデヒドは一般に生物にとって強い毒性があり、シックハウス症の原因化合物である。しかしながら、化学工業の分野においては重要な化合物であり、年間数百万トンが生産されている。このホルムアルデヒドの微生物による処理を目的として、ホルムアルデヒドを単一炭素源として資化する微生物の分離とその菌株による連続処理の検討を行った。 
【方法と結果】土壌サンプルを対象として30？50 mMのホルムアルデヒドを単一炭素源として集積培養を行った結果、数株のホルムアルデヒド資化性菌が分離できた。このうちもっとも良