メタノール資化性細菌 Mycobacterium gastri MB19 のリブロースモノリン酸経路の酵素系遺伝子の解析

阪井康能, 三井亮司, 片山由美子, 加藤暢夫

日本農芸化学会

東京

【目的】メタノール資化性細菌の代謝系のひとつであるリブロースモノリン酸経路（RuMP）はこの経路特有のユニークな酵素群によりホルムアルデヒドを糖リン酸へ固定し代謝する。しかしこれらの酵素群の遺伝子レベルでの解析に関する研究はほとんどない。私たちはこの経路の初発反応を触媒するヘキシュロースリン酸シンターゼ（HPS）をグラム陰性偏性メタノール資化性細菌Metylomonas aminofaciens 77a株より精製しクローニングを行い、その一次構造について報告した1）。今回グラム陽性通性メタノール資化性細菌