情報工学科における大人数の実験・実習科目において、所属する大学院生および学部4年生をTA・SAとして適切に割付ける業務は、学生側の勤務上限コマ数や希望度、科目側の必要定員などの複雑な制約が絡み合い、学科運営上の大きな負担となっている。本研究では、この学科規模の割付業務を整数計画問題として定式化し、数理最適化ソルバーを用いて「全体最適解」を算出するシステムを構築・実践した。さらに、情報工学を専攻する学生自身を対象とし、割付プロセスの根拠を数理モデルとして提示する教育的試みを行った。実践後の調査から、手作業に比べ希望充足度が向上し、配分の公平性への納得感と、専門技術の実社会応用を実感させる高い教育効果が得られた。