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2022年4月から11月までの間および2023年3月と5月に,岡山県小田郡矢掛町および倉敷市真備町の小田川河川敷において,2018年の西日本豪雨による大規模な洪水後の小田川河川敷の植物相を明らかにするために,植物相調査を実施し,被子植物標本を採取したので,その標本を目録として報告した.合計42科134属203分類群の被子植物の生育を確認することができた.このうち在来植物が32科82属117分類群,外来・帰化植物が26科67属86分類群であった.さらに,岡山県あるいは環境省によって指定されている絶滅危惧植物4科4属4種が確認された.また,環境省によって特定外来生物に指定されているオオバコ科オオカワヂシャ(Veronica anagallis-aquatica L.)およびウリ科アレチウリ(Sicyos angulatus L.)の生育が確認された. |