MISC

基本情報

氏名 佐藤 洋一郎
氏名(カナ) サトウ ヨウイチロウ
氏名(英語) Sato Yoichiro
所属 機構 研究社会連携機構 研究社会連携センター
職名 教授
researchmap研究者コード 1000035611
researchmap機関 岡山理科大学

題名

CMOS D フリップフロップにおけるメタステーブル動作の組織的軽減法

単著・共著の別

 

著者

佐藤 洋一郎
山外 芳伸
斎藤 将徳
籠谷 裕人
岡本 卓爾
河合 雅弘

概要

本論文では, エッジトリガ型CMOS Dフリップフロップ(EDFF)とマスタスレーブ型CMOS Dフリップフロップ(MDFF)を対象に, メタステーブル(MS)動作の軽減法を組織的に検討している.まず, 計算機シミュレーションの結果から, EDFFとMDFFに内蔵される各フリップフロップ(FF)のMS動作発生機構を三つのタイプに大別し, この結果を利用してMS動作の軽減方針を示している.次に, これら三つのMS動作の一つをしきい値差法(FFのしきい値電圧と後続する素子のそれとに差を設け, MS動作の伝搬を阻止する方法)により完全に抑制し, 残りの二つをフィードバック法(付加的フィードバックによりMS動作持続期間を短縮する方法)により軽減するという統一的なMS動作軽減策を与えている.また, これらの方法を施す際に用いる回路の一部についても新たに提案している.最後に, 上述したMS動作軽減策により, EDFFとMDFFいずれにおいても, 入力位相差(クロックパルスの変化時刻と入力の変化時刻との差)に対するMS動作持続期間の増加割合が約1/4に, MS動作が生起する入力位相差の範囲が約1/3に低減されることを計算機シミュレーションによって示している.

発表雑誌等の名称

電子情報通信学会論文誌. D-1, 情報・システム 1-コンピュータ

出版者

一般社団法人電子情報通信学会

J81-D-I

9

開始ページ

1090

終了ページ

1098

発行又は発表の年月

1998

査読の有無

無し

依頼の有無

無し

記述言語

日本語

掲載種別

 

ISSN

 

ID:DOI

 

ID:NAID(CiNiiのID)

 

ID:PMID

 

JGlobalID

 

arXiv ID

 

ORCIDのPut Code

 

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