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| 基本情報 |
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| 氏名 |
杉山 裕子 |
| 氏名(カナ) |
スギヤマ ユウコ |
| 氏名(英語) |
Sugiyama Yuko |
| 所属 |
理学部 基礎理学科 |
| 職名 |
教授 |
| researchmap研究者コード |
R000029252 |
| researchmap機関 |
岡山理科大学 |
岡山県の児島湖に流入する様々な負荷源の難分解性有機物の季節変化と特徴
本研究は,岡山県南部の閉鎖性水域である児島湖 の難分解性有機物の濃度と由来を明らかにする目的 で,児島湖と児島湖に流入する主な有機物負荷源(倉 敷川・笹ヶ瀬川・田面流出水・児島湖流域下水道浄化セ ンター放流水)からの試料を用いた100日生分解実験に より,難分解性有機物の季節変化および特徴を明らか にすることを目的とした.2023年および2024年に複数回 採水を実施し,100日間の生分解実験を行い,溶存有機 炭 素( DOC)濃 度 と 蛍 光 ス ペ クト ル( EEM)の変化を測定 した.児島湖表層水・流入河川水・田面流出水のいずれ においても,採水当日の全DOC濃度は,夏季には高く, 冬季には低いといった季節変動が認められ,生分解実 験100日後に56〜80%が残存した.また,河川からの平 均流入難分解性DOC濃度と児島湖表層水の難分解性 DOC濃度との比較から,代掻き期には湖水中の難分解 性DOCの多くが河川由来であることが示された一方,夏 季は湖内で生成した難分解性DOCが存在していること が見積もられた.さらに,児島湖流域下水道浄化センタ ー放流水では,難分解性DOCが全DOCの約85〜86% を占めた.この割合は児島湖湖心における約80%より 高く,下水道処理放流水も重要な難分解性有機物供給 源であることが明らかとなった.EEMスペクトルからはタ ンパク質様ピークは易分解性の性質を有するのに対し, 腐植物質様ピークは難分解性であることが示された.
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