流水の働きと自然災害を関係付ける指導の検討ー岡山での河川と三面張水路の流水状況比較ー
山下浩之
日本地学教育学会第78回全国大会
日本地学教育学会
J:COMホルトホール大分,大分県
岡山は三面張水路が多く,多くの方が犠牲になっていることから三面張水路の危険性を流速分布を通して調べた.三面張水路では平均水位がある程度下がっても平均流速に差が出にくく,一方河川においては三面張水路より差が出やすい傾向が現れた.三面張水路では最高流速を示すポイントから両岸までの距離が小さいのに対し,河川ではその逆の傾向が現れていた.自然災害と関連づける流水の学習ではデータの提示やモデル実験の改善を検討する必要がある.