講演・口頭発表等

基本情報

氏名 紙田 路子
氏名(カナ) カミタ ミチコ
氏名(英語) Kamita Michiko
所属 教育学部 初等教育学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

学部教員養成において社会科教育学の理論と実践はどのような関係を持つか? ―主体的なカリキュラム調整者を育成する教員養成の在り方―

講演者

紙田 路子

会議名

全国社会科教育学会全国研究大会

開催年月日

2024/10/13

招待の有無

有り

記述言語

日本語

発表種類

専門研究会・委員会報告

会議区分

国内会議

会議種別

口頭発表(招待・特別)

主催者

全国社会科教育学会

開催地

鹿児島大学

URL

概要

「よい教育についての規範的な問いを,プロセスの効率性や効果性についての技術的で管理的な問いに置き換えている」とビースタ(Gert.J.J.Biesta)が指摘するように,現在,多くの教師にとっての「責務」とは,学習指導要領に示された目標を達成するために,限られた時間内に教科書の内容を,効率的かつ効果的に教えることになりつつある.教師自身が授業の目的を主体的に吟味するか否かによって,内容構成も授業過程も,子どもへの教育的効果も異なったものとなる.子どもの実態や彼らが置かれた環境,そして現在の社会状況等を踏まえ「なぜこの授業をしなければならないのか」常に自問自答しながら授業しなければ,学習指導要領が目指す子どもの「持続可能な社会の形成者としての資質・能力」は保障できないのではないか.
そこで,本研究は,教育のねらいの批判的検討を踏まえ,既存の授業理論や教育内容や教育方法を活用し,マネジメントできる教師の教育の在り方を提案する. 当日の発表では教科観の育成を目的とした「初等社会科内容論」および,主体的なカリキュラム調整力の育成を目指した「初等社会科教育法」の分析から,教職を目指す学生がどのような学びを経ることで,どのようなカリキュラム調整力を身に付けたかを明らかにしていく.