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本論文は、大学美術教育学会誌(43号)に掲載された「小学校における美術鑑賞の方法と実践の開発(1)」の続編である。これらの研究において、我々は美術の基本的な構成要素に焦点を当てた美術鑑賞の方法と実践の開発に取り組んできた。その研究成果として、「線」、「色」、「形」を題材とした授業を実施した。第1回の研究では、「線」に焦点を当てた授業の報告に加え、同様のテーマに関する先行研究の調査結果についても報告した。本研究(2)では、「線」に加え、「色」と「形」に焦点を当てた授業について報告する。本稿で紹介する授業はすべて、鳥取大学附属小学校で実施されたものである。「線」から「色」「形」への一連の実践を通して、散漫で恣意的であった対話が焦点化され、一定のまとまりをもった話題のなかでクラス全体が参加し鑑賞が進むようになった、鑑賞作品の中身に関する客観的視点をもった発言が多くなった等の見られた。また、表現活動にも広がり、造形要素を意識する等表現における能動性も生まれた。 |